私は敏感肌だから、せっけんに変えました。

というような意見をよく見ます。


ここには大きな間違いがあります。

「石けんは合成界面活性剤じゃないから頭皮や髪にいい」
↑こんな意見もよく見ます。



これも間違い..とまではいいませんが、石けんは立派な合成界面活性剤です。


せっけんは脂肪酸(いわゆる油。)と主に水酸化Naや水酸化Kを混ぜて作られます。

水酸化Na(ナトリウム),K(カリウム)というのは強アルカリ性で、劇物指定されています。


それでも、これは界面活性剤のない安全な洗浄剤と言えるでしょうか。


それこそ合成して作られた界面活性剤ではないですか?




そして、石けん(カリ石けん素地)はアルカリ性です。


理由は、アルカリ性でなければ泡立つことも、洗うこともできない性質だから。

頭皮は本来弱酸性であるのに、アルカリ性のせっけんで洗ったらどうでしょう。


いいわけがないのです。アルカリにさらすことで肌が柔軟になったりする効果はありますが、弱った頭皮などには絶対向いてません。

髪のキューティクルはアルカリに触れると開いてしまい、内部のアミノ酸などが流出してしまいます。

肌への残存性
石けん       ■■■■■■■
ラウリル硫酸Na  ■■■■■■
ラウリルリン酸Na  ■■■
ココイルイセチオン酸Na■■■
ココイルメチルタウリンNa■■
ラウロイルアラニンNa  ■
NML(天然保湿因子)の溶出
水            ■
石けん        ■■■■■■■
ココイルグルタミン酸Na■■
ラウリルリン酸Na    ■■■
NMLの溶出(pHの違い)
pH2  ■■■■
  4  ■■■
  6  ■
  8  ■■
 10  ■■■
 12  ■■■■■■■■

※薬事日報社「化粧品の有用性」より

上の図は界面活性剤の性質を示した物です。

肌への残存性はラウリル硫酸より石けんの方が多いです。

アミノ酸系界面活性剤の低刺激性も際立っています。



NMLとはアミノ酸のことで、石けんによる洗浄の場合、
高いNML溶出が起こっていることがわかります。

また、pHの違いでもわかるように、弱酸性(pH4〜6)ではいかに肌への刺激が少なくなるかが読み取れます。

逆にアルカリの石けんがいかに肌への負担を増やしているかは言うまでもないでしょう。



アミノ酸を流出させた後、クエン酸リンスなどしてキューティクルを閉めても手遅れです。それを毎日やったら健康的でしょうか?

また、せっけんも毛穴などに残留しやすく、殺菌力もある成分ですから頭皮に大きな負担をかけます。

残留したものの上に例えばパーマ液をかけたらどうなるでしょうか?

脱毛剤の出来上がりです(チオグリコール酸カルシウムなど)。



特に敏感肌の方や、薄毛に悩む方には向かないのがせっけんシャンプーである、ということを覚えておいてください。


>pHとは?

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