ほとんどのシャンプーの成分のうち、
約50~70%を占めるのが「水」。
約30~40%が「界面活性剤」です。
大半を占める界面活性剤という素材によって、シャンプーの性格のほとんどが決まります。
界面活性剤がラウリル硫酸Naなのか、ラウレス硫酸Naなのか、石鹸なのか、アミノ酸型洗浄剤なのか、シャンプーのクオリティの8割以上はここで決まると言っても過言ではありません。
残り10~20%くらいが
補助洗浄剤や防腐剤・紫外線吸収剤・香料・保湿剤・酸化防止剤・ph調整・コンディショニング剤(感触改良)、キレート剤、髪の補強剤など。
割合の少ない補助成分・添加剤の中にも、全体に大きな影響を与える素材、危険性の高い素材、非常にメリットの大きい素材、安全性を高める素材など、
組み合わせによって総合的なクオリティを高めることも可能です。
肌にも髪にも環境にもデメリットの多い石鹸ですら、そのデメリットを薄めてくれる素材もあります。
しかし、なんといってもベースの界面活性剤のチョイスは重要であることが、上のグラフを見ると一目瞭然でしょう。
シャンプー選びは、界面活性剤選びと言い換えても大げさではないのです。