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コカミドDEA(ジエタノールアミン)が発ガン物質?2 シャンプー解析ドットコム

コカミドDEA(ジエタノールアミン)が発ガン物質?2

コカミドDEAを考える前に、たとえ話をしてみましょう。

例えば、石けん。

油+水酸化K でできますが、水酸化Kは単独では猛毒です。ちょっとした発がん性なんてものじゃありません。


しかし、ヤシ油と水酸化Kが合体合成することで石けんになると、とっても肌にやさしいと宣伝されるおなじみの製品になります。



これを踏まえて、
コカミドDEAは (ヤシ油にアミド基がついたもの)+ジエタノールアミンとなり、

非イオン界面活性剤という分類になる非常にマイルドな成分になります。

コカミドDEAの主な役割は「泡立ちを安定させるための増粘剤」といったところで、

肌にくっつきもしなければ洗浄力もほとんどありません。


ちなみに、かつて発がん物質を誘発するおそれがあるとされたTEA(トリエタノールアミン)は最近復活してたくさんの商品に配合され、pH調整剤などで活躍しています。

それに、ココイルグルタミン酸TEAという形をとると最上級に低刺激なしっとり系洗浄剤に化けるわけです。


さて、ではどうして発がん性が疑われているのか。