シャンプー解析ドットコラム

シャンプー解析ドットコム

シャンプーも同じこと

多くの場合が液状であるシャンプーの場合も、

製品の安定性は重要なポイントです。

安定性とは、最も基本的なポイントが「水と油が均一に混ざっていること」


この状態が崩れることを「分離」といいます。ちょうど、ドレッシングが水と油に分かれている、あの状態です。

分離すると、泡立たない、洗浄力がなくなる、コンディショニング効果がなくなる、水のように粘度を失うなど、

使用上このましくない状態になってしまいます。


親水性の素材と、親油性の素材を安定して均一に混ざった状態にしておくもの、それが「界面活性剤」です。(またの名を乳化剤ともいいます)

この界面活性剤はとてつもないほどの種類が存在し、

どのくらいの乳化力があるか、酸性かアルカリどちらを好むか、保湿性を持つのか、逆に撥水性を持つのか、

人体に悪影響はないか、環境中で生分解性はよいか、少量で充分に効力があるか、

などなど、実に多くの要因から最も目的にあったものが処方されます。


解析では、乳化剤1つをとっても非常に多くの要因を考慮して評価しています。

その他にも、シャンプーを構成する成分はとても多くの種類がありますから、

様々な組み合わせで実に多くのシャンプーが作られているんですね。


その中から、自分に合うものが見つけられれば素晴らしいことです。