シャンプー解析ドットコラム
シャンプーで「悪い成分」とは何か
3. ノンシリコンはいいのか
ノンシリコン、という売り文句が流行っていますが、
シリコンがあると何が問題なのでしょうか。
先日、某新聞でヘアメイク事務所の代表という方が「オススメはノンシリコンシャンプー」と語っていました。
某代表曰く、「シリコンがあることでしっとりするが」「洗うごとに肌に蓄積されて毛穴に悪い」「髪にも蓄積してしまう」とおっしゃっていました。
まず、
シリコンはしっとりしません。さらさら感に代表されるような「撥水効果」が強い成分です。
肌に蓄積される→親水性である肌には蓄積されるほど集中的に付着しづらいことでしょう。
皮脂に付着したとしても、皮脂はどんどん分泌されるために代謝されて排出されます。
髪に蓄積、といいますが、今出回っているシリコーン系成分はほとんど堆積しづらい構造となっており、
最新のシリコーンではより堆積を少なく済むような工夫がされています。
堆積云々で心配するのは少々時代遅れ、といえるかもしれません。
ちなみに、シリコーンはメッシュ状に覆う構造であるため、毛穴が詰まるということはありません。
もちろん、必要もないのにシリコン入りのシャンプーを使うことは意味をなしませんが、
髪の傷んでいる人には、むしろシリコンシャンプーを薦めてもいいくらいに化学は進んでいます。
どんどん、シリコンシャンプーを使ってみましょう。